中谷大臣、先端技術と国際連携が平和と安定の鍵

　国家間の技術連携強調、装備移転に積極姿勢

　中谷元防衛大臣は5月21日、防衛・セキュリティ分野の展示会「DSEI Japan 2025」のカンファレンスに参加して、激しく変化する安全保障環境に対応するために先端技術と国際連携が特に重要だと強調した。この度の展示会の開催によって、こうした日本の姿勢を体現するよい機会になるとして期待感を示した。
　中谷大臣は講演の中で、同盟国・同志国との連携強化が「インド太平洋地域の平和と安定に必要不可欠」だとし、情報化やサイバー技術が進んだことで、官民協力や防衛産業間の提携が発展してきたとした。その上で「世界各国と防衛装備・技術力を強力に発展させることで地域の平和と安定を実現していきたい」考えを示した。

※写真＝DSEIで連携による先端技術の発展を重視すると強調した中谷防衛大臣