ウイングトラベル
★シンガポール航空、ネステ、ワールドエナジーと提携

SAF調達進め脱炭素化の取り組み加速
シンガポール航空グループ、ネステ、そしてワールドエナジーの3社が、SAF(持続可能な航空燃料)に関して提携した。シンガポール航空グループが、ネステからニートSAFを調達したほか、ワールドエナジーからはブックアンドクレーム式で排出削減量を調達した。
具体的にはシンガポール航空グループは、ネステから国際航空のカーボンオフセットおよび削減スキーム(CORSIA)認証を受けたニートSAFを1000 トン購入。購入したSAFはネステのシンガポール国内工場で製造されたもので、既存のケロシンベースのJetA-1と現地で混合した後、チャンギ国際空港に供給され、シンガポール航空グループの機体に搭載した。
シンガポール航空によれば、これは昨年5月にシンガポールの製油所からニートSAFを購入して以来2回目のケースとなったとのことだ。
またシンガポール航空グループは、米国を拠点とするワールドエナジーから、ブックアンドクレーム方式の流通管理モデルを利用して、CORSIA適格SAFを約2000トン分排出削減量として購入し、同航空グループは、燃料の物理的な輸送を行うことなく、関連する排出削減量を計上することができる。
※写真=シンガポール航空はSAFメーカー2社と提携し脱炭素化を加速