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2025.05.15

ウイングトラベル

★メキシコ・グアナファト州、日本市場の開拓に意欲

 観光局長来日、ツーリズムEXPOへの出展検討

 

 メキシコ・グアナファト州の州政府観光・アイデンティティ局長のマリア・グアダルーペ・ロブレス・レオン氏が来日し本紙とのインタビューに応じ、日本市場の開拓に強い意欲を示すとともに、9月下旬に愛知県で開催される「ツーリズムEXPOジャパン」への出展を検討し、日本における同州の認知度拡大に向けた取り組みに今後力を入れていく考えを示した。
 今回の来日は、リビア・デニス州知事による訪日ミッションに合わせたもので、友好提携締結から今年で10周年を迎える広島県を訪問した。
 日本市場については、「国別で4番目に大きい市場であり、昨年は15万5000人が訪れた」と説明。グアナファト州への投資のおよそ3割が日本からであり、とくに自動車関連の日系企業の進出が多く、州内には約2000人の日本人が在住しているなど、日本とのつながりは深い。
 グアナファト州はメキシコ中部に位置し、日本からはメキシコシティやアメリカ各都市を経由して空路でアクセス可能。陸路でも、メキシコシティから約4時間で到着できる。州内には、グアナファトとサン・ミゲル・デ・アジェンデの2つの世界遺産があり、いずれもヨーロッパ文化とメキシコ独自の文化が融合したコロニアルシティとして人気が高い。

 

※写真=グアナファト州政府観光・アイデンティティ局長のマリア・グアダルーペ・ロブレス・レオン氏。東京のメキシコ大使館では旅行業界向けのセミナーを開催