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スペースNTK、宇宙葬の普及に向けまい進

スペースXと直接契約で打ち上げ日程確保
空を見上げればいつでも故人に会える―宇宙ベンチャーのSPACE NTK(スペースNTK、茨城県つくば市)が、遺骨を人工衛星に載せて地球周回軌道へと打ち上げる「宇宙葬」の普及を目指している。人生のより良い終え方を模索する「終活」ブームも追い風に事業をスタートし、これまで2回の打ち上げに成功。同業で唯一、イーロン・マスク氏率いる米宇宙開発企業スペースXと直接契約を結んでおり、すでに第3回目についても26年春に実施する予定を組んでいる。55万円と、一般人でも手の届く価格帯から利用できることから、実績を売りに幅広い層への普及を狙う。
※写真=取材に応じた葛西社長