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2025.05.13

WING

国交省、飲酒事案受けスプリング・ジャパンに厳重注意

 国土交通省は5月9日、スプリング・ジャパンに対し厳重注意を行ったと発表した。3月18日の北九州発羽田行きSJO444便の機長が、運航規程を逸脱した手順で乗務前アルコール検査を実施し、当該便に乗務した事案が発生したため。5月30日までに、再発防止策を報告するよう指示した。
 機長本人は否定しているものの、客観的データから当該機長が同社の運航規程に定める飲酒に係る制限に抵触していたことを確認した旨、国交省に4月22日に追加の報告があった。これを受け4月23日に立ち入り検査を行ったところ、当該機長が違反行為を行ったうえで不合理な説明により隠蔽を図ったことや、同社のアルコール検査体制が適切に機能していないことが認められた。

※写真=スプリング・ジャパンに対し厳重注意(提供:国土交通省)