ウイングトラベル
★JAL3月、インバウンド好調で国際旅客前年比15%増

24年度全体でも14.4%増加で利用率8割超
日本航空(JAL)がまとめた3月の輸送実績は、国際線旅客数が前年同月比15%増の70万525人で、利用率が88.8%になった。好調なインバウンドによって前年を大きく上回り、2024年度において単月として最高の利用率となった。国内線はグループ合計の旅客数が7.4%増の332万2777人で、利用率が85.9%。国内線も引き続き旅客が増加傾向だった。
国際線は、需要を示すRPKが14.1%増の38億2534万6千人キロ、供給を示すASKが6.4%増の43億788万2千座席キロで、供給の増加に対して需要が大幅に伸びたため、高い利用率となった。方面別では、特に中国線の旅客が38.9%増と伸びたほか、欧州線が29.7%増となった。利用率は各方面で上回っており、特に韓国線では96.4%と伸びが顕著で、ハワイ・グアム線も91.5%と9割を上回る結果となった。
2024年度全体の輸送実績は、国際線旅客が前年度比14.4%増の758万4536人で、RPKが12.7%増の419億1618万2千人キロ、ASKが5.6%増の499億7188万2千座席キロであり、利用率が83.9%となった。好調なインバウンドが追い風となって需要の増加率が供給の増加率を上回り、利用率が8割を超えた。
※写真=インバウンド好調で3月の国際旅客が15%増加