WING
無人航空機衝突回避システムの国際規格発行

日本が標準化推進、有人・無人機の衝突回避に寄与
日本が提案した無人航空機衝突回避システムに関する国際規格(ISO15964)が去る4月25日、正式に発行された。この規格は経済産業省及び新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が研究開発・標準化を支援したもの。この規格により、無人航空機の衝突回避技術の開発の方向性を統一することが可能になるとともに、無人航空機の社会実装に向けた各国の取り組みが加速、幅広いサービスの実現につながることが期待される。
ドローンは現在、農業分野等で利用が広がり、今後は災害時の物資運搬や遭難者捜索、物流インフラ等の用途での活用拡大が見込まれている。その一方、ドクターヘリなどの有人航空機と無人航空機とのニアミス実例が国内で報告されるなど、他の航空機との衝突をどのように回避するかという観点が、無人航空機を安全に利用する上で喫緊の課題となってきた。
※画像=(中長距離衝突回避システムの基本アーキテクチャ(提供:NEDO)
お試し価格で全文公開中