ウイングトラベル
★ターキッシュエア、日本人トルコ送客20万人に照準

ANAとも緊密に連携、プロモーションも積極展開
ターキッシュ エアラインズ(THY)のアフメット・ボラット取締役会長兼執行委員が大阪・関西万博のトルコナショナルデーにあわせて来日し、報道陣との取材に応じた。アフメット会長は日本市場について、長距離路線の重点エリアの1つとして位置付けていることを改めて強調するとともに、トルコへの日本人訪問者数を前年比約1.5倍増となる20万人まで引き上げることに照準を定めて、新規デスティネーションの紹介を始めとしたプロモーションに一層力を入れていく考えを示した。
さらにアフメット会長は、アライアンスパートナーであり、2月からイスタンブールへの直行便を就航した全日本空輸(ANA)について「今後さらにトルコへのフライトを増やしていくのではないかと見ている」と言及。その上で「ANAと緊密に連携しながら、トルコへの観光客をいかに増やしていくかを考えていきたい」と述べた。
2033年までの経営計画、着実に進捗
24年の売上高は前年比8%増の227億米ドル
アフメット会長は足元のビジネスにおいて、2024年の売上高が前年比8%増となる227億米ドルを達成し、コロナ禍前の2019年からは71%の増収となったことを紹介した。
さらに同社は2033年までに売上高500億ドル以上、旅客数1億7000万人などを柱とした中期経営計画を策定。この達成に向けて年率7.7%の成長を目指していくとしているが、このラインに則って着実に成長を続けていることを説明した。
※写真=本紙らとの取材に応じたターキッシュ エアラインズのアフメット・ボラット取締役会長兼執行委員