記事検索はこちらで→
2025.05.07

WING

航空局、EC135型対象に耐空性改善通報

 4月のSGC佐賀航空事故でコントロール・ロッド破断

 

 国土交通省は5月2日、エアバス・ヘリコプターズ(ユーロコプター)製のEC135型機を対象に、耐空性改善通報(TCD)を発行し、同系列の機体所有者に対し、テール・ローター・コントロール・ロッド(ロッドエンドを含む)の点検を行うことを指示した。点検によって、不具合が検出された場合には、部品の交換を求める。点検対象の機体は計85機にのぼる。
 これは去る4月6日に発生したエス・ジー・シー佐賀航空所属のEC135型機が、患者搬送のため、対馬空港から福岡和白病院に向けて飛行中、壱岐空港から北北東約31kmの海上に不時着水したもの。この事故で搭乗者6名のうち3名が死亡し、3名が負傷した。
 その後、運輸安全委員会が事故機を調査したところ、これまでの調査の結果、テール・ローターのコントロール・ロッドが破断していることが分かった。

 

※画像=エス・ジー・シー佐賀航空機の事故調査家庭でコントロール・ロッドの破断を確認(提供:運輸安全委員会)

お試し価格で全文公開中