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2018.04.06

WING

愛知県碧南市、宇宙機開発でクラウドファンディング

目標額1億円、誰もが行ける宇宙実現へPDエアロを支援

 ふるさと納税の一環で始まった「ふるさと起業家支援制度」で、愛知県碧南市が、完全再使用型のスペースプレーン開発を目指す地元企業PDエアロスペースを支援すべく、クラウドファンディングを開始した。目標金額は1億円で今年9月30日まで募集中だ。集まった支援金を使って、無人のサブオービタル宇宙機開発費用に投入し、高度100キロメートルの到達と帰還を達成することを目指す。なお、碧南市によるクラウドファンディング型支援プロジェクトは、4月1日からスタート。4月6日11時現在、支援人数は11人で、22万100円の支援が集まっている。支援者に対しては、金額に応じてメニューが異なる、PDエアロスペースの「開発現場の今」を実感することができる”御礼”が用意されている。
 PDエアロスペースは2016年12月に、全日空(ANA)から2040万円、HISから3000万円の資金調達することに成功。日本初の宇宙旅行サービス実現に向けて、機体の開発を加速しているところだ。

 

※画像=PDエアロスペースは「誰もが行ける宇宙」を目指し、スペースプレーンを開発中だ(提供:PDエアロスペース)