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2024.04.24

WING

SH-60K事故の不明者捜索へ米海軍P-8が参加

 酒井海幕長、海洋観測艦「しょうなん」で海底も捜索

 

 酒井良海上幕僚長は4月23日の会見で、SH-60Kの事故について自衛隊から艦艇約10隻、航空機約5機によって機体および行方不明の隊員の捜索を行っているとし、米海軍のP-8哨戒機も捜索に加わることを説明した。機体は海底へ沈下したと考えられており、海自では海洋観測艦「しょうなん」を投入して、現場周辺の水深5500メートルの海底まで捜索範囲を広げる。
 酒井海幕長は、このとき行っていた訓練が護衛艦隊司令官が隷下部隊の練度を確認するための査閲だったことを明らかにした。より実戦に近い想定の中で、部隊として高度な戦術判断、複雑な部隊運用が必要で、事故当時は複雑な作戦環境下で、海中の潜水艦を捜索していたということで「通常の訓練とは異なる内容」だった。

 

※写真=会見を行う酒井海幕長

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