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2018.12.05

WING

12月から豪航空機による「瀬取り」監視開始へ

今年3度目の警戒監視、嘉手納ベースに実施へ

 防衛省は、国連安保理決議により禁止されている北朝鮮籍船舶による「瀬取り」の監視について、12月初旬からオーストラリアの航空機による警戒監視活動が開始されると発表した。同国による監視活動は、今年3度目。在日米軍嘉手納飛行場を拠点として警戒監視活動を行う。
 瀬取りの監視については、これまでにも関係各国が嘉手納飛行場を拠点に行ってきたところ。今年4月下旬から約1ヵ月間にはオーストラリアおよびカナダが活動。9月中旬から約1ヵ月半の間には、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドが航空機による警戒監視活動を実施してきた。
 日本としては、北朝鮮の完全、検証可能、不可逆的な(CVID)方法によるすべての大量破壊兵器およびあらゆる射程の弾道ミサイル廃棄の実現を目指す。そのため、国際社会が団結し、国連安保理決議の実効性確保に取り組んでいるところであり、各国の監視活動への協力を歓迎する姿勢を示している。海上自衛隊では安保理決議違反が疑われる船舶の情報収集を行っていて、関係国と緊密な協力を行っている。