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2024.04.10

WING

JX石油開発、ルイジアナ州SAF/BECCS事業に参画

木質バイオマス活用、29年に年12万kl生産

 JX石油開発と住友商事は4月9日、米国ルイジアナ州コールドウエル郡ポートオブコロンビアで開発中のルイジアナ・グリーン・フューエルズSAF/BECCS事業に、JX石油開発が参画するためのコンソーシアム契約を締結したことを発表した。
 同事業では、間伐材等の木質バイオマス廃棄物をガス化・合成し、持続可能な航空燃料(SAF)および再生可能ナフサ(RN)の製造を行う。2029年には年産3200万ガロン(約12万キロリットル)の製造設備の商業稼働を開始する予定だ。
また、製材所で生じた廃材などを燃料としてバイオマス発電を行い、操業のための電力として活用。SAF/RN製造・発電過程において生じるCO2を回収し、地下に圧入するCCSも実施する計画だ。