奈良市東部でドローンの処方薬配送・医薬品配送実証

　
　奈良市、KDDIスマートドローン、コミュニティメディカル、NEXT DELIVERYらは3月28日、去る2月26日から2月28日にかけて、奈良市において無人航空機レベル3.5飛行による処方薬配送及び災害時の医薬品配送に向けた薬局を起点としたドローン物流の実証実験を実施したことを発表した。
　奈良市の東部地域は、田原・柳生・大柳生・東里・狭川・都・月ヶ瀬の7地区から構成され、標高200m～600ｍに位置する大和高原の北部にある。その面積は奈良市全体の約57%を占めるも、人口は約1万人と奈良市全体の約3%に留まっていることが特徴だ。さらに、東部地域の65歳以上の人口は約4700人で、高齢化率は約45.7％にも達している。奈良市全体と比較しても10ポイント以上高い（3月末時点）ことが実情だ。

※写真＝奈良県東部でドローンを使った処方薬配送と災害時の医薬品配送を実証（提供：エアロネクスト）