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2024.04.01

WING

イージス・システム搭載艦経費が2000億円増額

木原大臣、船体建造の精緻化など4要因示す

 木原稔防衛大臣は3月29日の閣議後会見で、前日に成立した来年度予算で計上したイージス・システム搭載艦の取得経費について、当初計画よりも金額が上昇している理由として、防衛力整備計画策定が2022年12月時点であり「それから4つほど要因が生じた」ことを説明した。
 来年度予算のイージス・システム搭載艦の取得経費が3731億円となり、23年度予算と合計すると約5900億円で、防衛力整備計画時よりも約0.2兆円増額したことになる。
 4つの理由のうち1つ目は、艦船の設計進捗による「船体建造費の精緻化」であり、より精緻に船体の建造を行うことで、当初よりも「上振れのようなものがあった」と話した。
 2つ目は「円安に伴う為替レートの変動」が理由だとした。