シリウス、バリ島に10機の水素VTOL機実装へ

　PARQデベロップメントと協力、バーティポート5カ所設置も

　シリウス・アビエーション（シリウス）は、パルク・デベロップメント（PARQ Development）とパートナーシップを締結した。両社はインドネシアのバリ島に、シリウスが開発を進めている水素動力垂直離着陸（VTOL）ジェット機10機を実装することを目指す方針だ。この契約はおよそ5000万ドルに相当すると推定される。
　シリウスによれば、今回の受注に際しては、スイスの銀行と協力して、パルク・デベロップメントに先駆的なリース方式を導入したことを明かした。同社によると、乗務員、メンテナンス、保険を備えた航空機を5年間にわたり毎月6万5000ドルでパルク・デベロップメントにリースし、一方のパルク・デベロップメントは毎月18万ドルの路線収益を計上することを目標とした。シリウスはこのイニシアチブについて、「観光業界における新たなスタンダードとなり、将来のコラボレーションへの道を開く」との認識を示した。

※画像＝水素VTOL機のシリウス・ジェットをバリ島に実装へ（提供：シリウス）