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2024.01.15

WING

NASA、静粛超音速機「X-59」がそのベールを脱ぐ

 陸域を超音速飛行する旅客機実現向けたデータ収集

 米航空宇宙局(NASA)とロッキード・マーティン傘下のスカンクワークスは1月12日(現地時間)、NASAの静粛超音速実験機「X-59」をロールアウトした。NASAはこの実験機を活用してデータを収集し、超音速旅客機開発の開発に繋げていく狙いだ。NASAによると、ロールアウトした「X-59」は初飛行に向けて次のステップに移行。統合システム・テストおよびエンジン・ラン、そしてタキシー試験を実施する。今年後半には初飛行する計画で、その後、初の静粛超音速飛行を実施する予定だ。
 この研究を実施しているNASAの「Quesst」チームは、スカンクワークスにおいて複数のテストを実施した後、カリフォルニア州エドワーズにあるNASAのアームストロング飛行研究センターに拠点を移す予定にあることを明かした。

※写真=X-59がロールアウト(提供:ロッキード・マーティン)

※この記事の概要
・静粛超音速実験機「X-59」はどんな機体?
・NASAが展開する「Quest」ミッション 
・都市上空を超音速飛行で住民ヒアリングなど今後の計画
・「X-59」の写真                       など