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2024.01.05

WING

同盟国・同志国との関係深化、強固な連携へ

海上幕僚長酒井良海将

 

 旧年中賜りました数々の御支援、御厚情に対し、海上自衛隊を代表しまして心より御礼申し上げます。
 我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増し、ロシア、中国、北朝鮮の活動活発化及び相互の連携強化の動きが大きな懸念となっています。また、イスラエル情勢に見られるように、武力による争いは依然として絶えません。
 このような情勢下、海上自衛隊は、昨年もインド太平洋の広大な海域に部隊を展開し、同盟国・同志国等との防衛協力・交流を通じて望ましい安全保障環境の構築をリードして参りました。また、我が国周辺海空域における常時継続的な警戒監視活動に加え、弾道ミサイルへの警戒に万全の体制/態勢をもって取り組んできたところです。令和6年も安全保障環境の一層の複雑化、力による現状変更の試みの更なる先鋭化等が予期される中、海上自衛隊は、平素からの活動を不断に継続しつつ変革を着実に推進して参ります。

 

※写真=酒井海幕長

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