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富士航空整備が創立30周年を祝う
海自、空自の練習機整備民活を無事故で継続
富士航空整備は11月15日、都内で創立30数年記念式典を開いた。小林孝行代表取締約社長は、「自衛隊航空機整備の民活第一号として、これまで自社整備起因の航空事故が皆無を続け、退職自衛官を整備員、教官として雇用するという企業運営方針により、防衛を下支えしてきたことは誇りとするところだ。防衛省、海上自衛隊、航空自衛隊、協力会社の支援に感謝申し上げる」と挨拶した。
同社はスバルの100%子会社であり、昭和63(1988)年に発足し、これまでに海上自衛隊のKM-2、T-5初等練習機、航空自衛隊のT-3、T-7初等練習機の支援整備を小月、静浜、防府北各基地内で実施するほか、T-5、T-7シミュレーター、空自U-125A救難捜索機シミュレーターの委託整備も実施している。また、航空自衛隊の初級操縦学科教育の委託も静浜、防府北基地で実施している。定期検査・定期点検は7000機を超えている。
式典では来賓として海上自衛隊補給本部長・大島孝二海将、航空自衛隊補給本部長・三谷直人空将が祝辞を述べ、海上自衛隊教育航空集団司令官・西成人海将が乾杯の音頭を取った。また、親会社のスバルからは戸塚正一郎・常務執行役員航空宇宙カンパニープレジデントが挨拶した。
※写真=挨拶を述べる小林孝行社長
※写真=祝辞を述べる大島孝二・海自補給本部長
※写真=祝辞を述べる三谷直人・空自補給本部長