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2018.03.27

WING

ジェネラル・アトミクス、携帯型無人機管制装置開発

ノートPCで運用可能に、COTS対応で他社や無人車両も

 ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ(ジェネラル・アトミクス)が、携帯型無人機管制装置XC2を開発することに成功した。既に米陸軍で運用を開始している。このXC2は一定のスペックを有する市販のノートパソコンに組み込むことが可能だ。同社の幹部は「例えば、前方に展開している艦船などにおいて、一時的に無人機の管制権を持つことができるようにすることを念頭に開発した」ことを明らかにした。
 ジェネラル・アトミクスといえば、RQ-1プレデター、MQ-9リーパー、さらには洋上におけるISR(情報・監視・偵察)ミッションを想定したガーディアンER、そしてジェット型のアベンジャーといった優れた無人航空機を生み出す言わずと知れた米国メーカー。こうした高性能な製品群を、全てノートパソコンの管制装置で操作することができる。ちなみにXC2のソフトウェアはCOTS(商用オフザシェルフ)に対応していることから、ジェネラル・アトミクス社製の無人航空機に限らず、他社製品の無人航空機はもちろん、無人車両などをコントロールすることができる。
 なお、ジェネラル・アトミクスはこのほど、千葉県の幕張メッセで開催された『ジャパン・ドローン2018』で、同装置のデモンストレーションを行った。