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2018.03.27

ウイングトラベル

アメリカン航空、20年に新規2路線開設視野に

羽田発着枠増加で、ダラス、シカゴが候補

 アメリカン航空(AAL)のダグ・パーカー会長兼最高経営責任者、ロバート・アイソム社長ら経営陣が来日し、3月26日にメディア各社とのラウンドテーブルを行った。この席上でパーカー会長は2020年までに予定されている羽田空港の発着枠増加で「2枠程度は獲得できるのではないか」という見通しを示した上で、発着枠が確保できた場合、同社のハブ空港であるダラス/フォートワース、シカゴへの路線開設を検討していく方針を明らかにした。さらに、日米路線を始めとした長距離国際線に使用するワイドボディー機について、2022年までにプレミアムエコノミークラスや最新のビジネスクラスシートを導入した新キャビンに全面移行する考えを示した。
 さらに、ラウンドテーブルでは、国際航空運送協会(IATA)が推進する新流通規格「IATA NDC」の展開についても触れ、日本を含めたアジア太平洋地区においても推進していく方針を表明。東京に専任の担当者を配置し、旅行会社などとNDC活用に向けたコミュニケーションを積極的にとっていく考えを示した。

 

※写真=来日したアメリカン航空の経営陣、右から2番目がダグ・パーカー会長兼最高経営責任者、その左隣がロバート・アイソム社長