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2023.03.23

WING

神戸大ら、車載ワイヤーハーネスレスシステムの有効性確認

 航空機や宇宙機など応用可能、重量やコスト減に期待

 神戸大学と国際電気通信基礎技術研究所、デンソーテンの3者は、車両内の信号通信に使用しているワイヤーハーネスを無線通信に置き換え、無線通信の不調時には有線の電力線通信でバックアップする「車載ワイヤーハーネスレス統合システム」の共同研究を行い、車両内で無線通信の有効性を確認することに成功した。
 自動車など、さまざまなモビリティの自動運転技術が進化するなか、電子化・高機能化に伴い電子機器同士をつなぐワイヤーハーネスは増加する一方だ。配線量、重量も劇的に増加する傾向にある。そうしたなか今回開発・有効性を確認することに成功した技術を活用すれば、コストダウンや重量軽減にも繋がることが期待できそうだ。