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2023.02.28

WING

ANA、アドベンチャーワールドのパンダ空輸

 2010年初空輸以降、5度目のパンダ輸送

 全日本空輸(ANA)は去る2月22日、和歌山県・アドベンチャーワールドで暮らした3頭のジャイアントパンダを、同社のチャーター便で関西空港から成都双竜空港まで空輸した。同日11時15分には、無事、成都空港に到着した。ANAによるパンダの輸送は、2010年に初めて実施してから、今回で5度目。
 今回の3頭のパンダの空輸においては、南海エクスプレスと協力した。アドベンチャーワールドではジャイアントパンダファミリー7頭が暮らしていたが、「永明(えいめい)」「桜浜(おうひん)」「桃浜(とうひん)」の3頭が中国四川省の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地で暮らすことになった。
 アドベンチャーワールドによると、「永明」は移動中も笹を食べ、到着後はぐっすりと眠っていたとのこと。一方、「桜浜」は慣れない環境に少し疲れていたが、落ち着いた様子だったという。「桃浜」は周りを少し気にしていた様子だったが、しばらくすると落ち着いていたという。
その後、3頭は成都ジャイアントパンダ繁育研究基地の検疫施設へ到着し、それぞれの部屋へ移動し、検疫期間に入った。
 なおANA グループは、「今後も日中間の航空ネットワークの構築等、日本と中国の懸け橋となることで、双方の経済的発展ならびに友好関係の増進に向けて積極的に取り組む」としている。

※写真=アドベンチャーワールドで暮らした3頭のパンダたち。中国へと旅立った(提供:ANA)