★KNT-CT通期予想、売上減も営業利益が倍増

　利益率高い受託事業等の非旅行拡大で上方修正

　
　KNT-CTホールディングスは2月9日、2023年3月期の通期連結業績予想について、売上高は前回予想から150億円減の2440億円と下方修正したものの、営業利益は40億円増の80億円、経常利益は45億円増の85億円、最終利益は40億円増の80億円と約倍増に上方修正した。
　同日発表した第3四半期連結決算の売上高は、都道府県民割や全国旅行支援事業等を活用したツアーによる増収があったものの、新型コロナウイルス感染拡大の第7波、第8波の影響を受け、当初の予想を下回ったが、企業、自治体等から受注した非旅行業の観光施設の運営業務、観光振興業務、新型コロナウイルス関連業務等のBPO事業の受注が拡大した。こうした非旅行業は利益率が高く、加えて、事業構造改革による販管費も圧縮したことから営業利益が倍増する見込みとなり、経常利益、最終利益も想定を上回ると予想した。

　第3四半期、赤字58億円から黒字90億円に転換
　国内旅行回復、海外旅行再開、受託事業拡大

■KNT再編、団体旅行CB吸収しWeb事業分割
　近畿日本ツーリストブループラネット設立