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2023.02.09

WING

日本空港ビル、羽田旅客回復で売上760億円に

 国内8割強・国際5割に回復、赤字大幅圧縮に成功

 日本空港ビルデングは2023年3月期第3四半期決算(2022年4月1日~12月31日)について、コロナ禍によって落ち込んでいた羽田空港の旅客数が回復に向かい、営業収益が前年同期比78.5%増の760億2700万円になったと発表した。売上げの回復とコスト削減の堅持によって赤字幅を大幅に圧縮し、営業損失が93億2500万円(前年同期比215億6700万円回復)、経常損失が103億2900万円(229億1100万円回復)、四半期純損失が25億8700万円(167億3900万円回復)となった。
 日本空港ビルは羽田空港の利用者について、国内線では全国旅行支援の開始による後押しや、国際線では昨年10月からの入国制限の大幅な緩和によって、航空需要の回復が続いているとした。旅客数をコロナ禍影響前となる2019年度と比べると、12月末までの9ヵ月間で国内線が7割強、国際線が3割程度の水準になったとした。第3四半期のみ(2022年10月1日~12月31日)では、国内線が8割強、国際線が5割程度まで回復しており、航空需要が右肩上がりで回復していることを示した。