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2023.01.05

WING

中部空港犬塚社長、23年は「黒字化向け勝負の年」

 未来への備えで決断の年にも

 中部国際空港会社の犬塚力社長は1月4日、グループ従業員に向けた年頭の辞において2023年について、「黒字化に向けて勝負の年であり、未来への備えにおいて決断する年」と位置付けた。
 足元の環境について犬塚社長は、「セントレアにおいては、国内線を中心に旅客が大幅に増加し、空港に賑わいが戻ってきた。一方、国際線はまだまだ本格的に回復したとは言えない状況にある」ことに言及。そうしたなか、「セントレアグループでは財務体質の改善と未来への備えを着実に進めてきた」との認識を示した。
 その上で、「まだまだ黒字化は厳しく、光熱費高騰の逆風を受けながらも、全社を挙げた努力により経費節減を進めることができた」とした。
 さらに、「増設滑走路は 2027年度の供用開始に向けてスケジュールに沿って進めており、T1 リノベーションは検討を加速、SDGs は脱炭素化推進計画の策定等に向けた諸施策を推進している」と話した。