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2022.12.22

WING

年末年始予約、国内・国際線とも予約急上昇

 行動制限なし・水際緩和で旅行・帰省需要拡大

 航空各社は12月21日、今年度の年末年始予約状況を一斉に発表した。国内では新型コロナウイルス第8波が拡大しているものの、行動制限のない年末年始となっていることから国内線の予約は好調。大手航空会社では、コロナ前の8割水準にまで回復が進んだ。一方の国際線についても、10月に政府が水際対策の緩和したことを受けて、大手航空会社では前年度の予約数を4~5倍上回って推移するなど、年末年始期間に各国際空港に賑わいが戻ることが期待できそうだ。さらに、日銀が金融緩和政策の一部見直しに踏み切ったとはいえ、以前に比べれば円安水準にあることもあってか訪日のレジャー需要も好調に推移しているという。
 大手航空会社の予約状況をみてみると、全日本空輸(ANA)の国内線約数は前年度比17.2%増と躍進。一方の日本航空(JAL)も4.9%増となった。
 国際線についても、路線ネットワーク便数の回復が進んでいることもあって、ハワイを中心に東南アジア方面などの需要が伸びており、むしろ需要に供給が追い付いていないように見受けられるケースも。久しぶりに年末年始を海外で羽根を伸ばしたいというニーズが高まっていることが垣間見える予約状況となっている。
 また、日銀が金融緩和政策の一部見直しに踏み切ったとはいえ、以前に比べれば未だ円安水準にあることもあってか、訪日レジャー需要も好調に推移しているという。

※この記事の概要
■ANA年末年始予約急増、国際線予約は5倍に
 国内線、2年10カ月ぶりに1日14万人超予約も
■JAL冬季繁忙期、国際線予約が前年の4倍超 
 コロナ禍前の約6割まで回復、北米などは同水準に  など