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2022.12.15

WING

独国防省、予算委員会承認でF-35A調達実施段階に

 特別基金83億ユーロ、「トーネード」後継で35機調達

 ドイツ国防省は12月14日(現地時間)、F-35A戦闘機の調達が実施段階に入ったことを明らかにした。これは同日、連邦議会の予算委員会でF-35戦闘機の調達資金について特別基金を通じて、約83億ユーロ(約1兆1800億円)でF-35Aを35機購入することが決まったことを受けたもの。予算委員会での承認後、連邦軍装備・情報技術・現業支援局幹部が承諾書(LOA)に署名した。
 ドイツは空軍の「トーネード」後継機として、当初はボーイングが開発したF/A-18Eを導入する計画だったが、今年3月、F-35A戦闘機に変更することを決定した。
 ドイツ国防省によれば、このF-35A戦闘機の調達には、機体・エンジンはもちろん、スペアパーツ、技術・後方支援、訓練、武装などの包括的パッケージとなる。レイクンヒース空軍基地の2個飛行隊に、F-35Aが配備されていく見通し。