欧米企業連合でハイブリッド推進と水冷式ターボファン開発へ

　GKNエアロ主導で大手連合、GTFと組合せ最大25％燃費低減

　MTUエアロエンジンズ、プラット＆ホイットニー、コリンズ・エアロスペース、GKNエアアロスペース、エアバス、そして大学や研究機関で構成する欧米のグループが、「SWITCH」（Sustainable Water-Injection Turbofan Comprising Hybrid-Electrics）プロジェクトとして、将来航空機に搭載するハイブリッド電気ターボファン技術および水冷式ターボファン技術を開発・実証することを目指し、コンソーシアムを結成した。
　同コンソーシアムは、欧州連合クリーンアビエーション共同事業（Clean Aviation）の支援を受けてMTUエアロエンジンズが主導することになっており、短・中距離を飛行する将来機を対象に、現在の最新推進システムと比較して、燃費効率を最大25％改善すると共に、CO2排出量低減を目標として、技術実証を進めていくことを目指す。