ジャムコ、阿部社長「業績に底打ち感」

　回復基調鮮明に、運航回復でスペア販売好調

　ジャムコの阿部俊之社長は11月24日、新型コロナパンデミックの発生以降、甚大な影響を受けてきたことに言及しつつ、「今期は航空旅客需要の回復基調がみえてきており、当社の業績においても、底打ち感がうかがえるようになってきたことを少しずつ感じている」と話すなど、回復に向けた確かな手応えを掴んでいることを明らかにした。
　阿部社長が話すように、去る11月9日に発表したジャムコの中間決算は回復基調が鮮明なものに。売上高こそ前年同期比14億3500万円減少した170億4200万円と減収となったものの、利益面では営業利益2億8100万円（前年同期：5億1100万円の損失）、経常利益3億5400万円（同：6億8700万円の損失）、四半期純利益6億5500万円（同：4700万円の損失）など、各利益段階で黒字回復することに成功した。