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2022.11.21

WING

中部空港、中間純損失が36億円に縮小

 依然厳しい決算も国内線中心に回復基調

 中部国際空港会社は11月18日、2023年3月期中間決算(22年4~9月)を発表した。それによると、中間純損失が36億6800万円となった。前年同期の62億4800万円の損失から、赤字幅が大きく縮小したかたちだ。
 都内で会見に臨んだ中部国際空港会社の櫻井俊樹副社長は前年同期に比べて改善が進んだことに触れながらも、「国際線の便数、旅客数の回復がコロナ前水準には程遠く、依然として厳しい決算内容となった」と話すなど、依然として苦しい状況にあることに触れた。
 櫻井副社長は「空港を取り巻く経営環境は依然として新型コロナウイルス感染症の影響が続いており、さらに原油価格高騰などのリスクもあって、見通しが難しい状況にある」ことに触れながら、そのような中でも、感染防止と社会経済活動を両立する動きが浸透し始め、行動制限が緩和されたこと等によって、旅客数が国内線を中心に着実に回復基調となっている」として、国内線を軸に回復基調にあるとの認識を示した。