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2022.11.15

WING

IATA、アジア太平洋地域の急回復に備えを

欧米の混乱を教訓にデジタル化など加速

 

 国際航空運送協会(IATA)は11月11日(バンコク現地時間)、バンコクで開催されたアジア太平洋航空協会(AAPA)の会合において、アジア太平洋地域が新型コロナパンデミックから回復が進む中において、今後予想される輸送量の急増に備え、脱炭素化への取り組みに政策的支援を提供するよう促した。
 IATAの上級副会長兼副事務局長のコンラッド・クリフォード氏は「この3年間、航空業界にとって非常に厳しいものだった。とくにアジアの航空会社は大きな打撃を受け、2020年から今年にかけての業界の損失の約3分の1を占めた」ことを振り返りつつ、「新型コロナからようやく抜け出したこの地域で、各国政府は回復を加速させ、業界の持続的成長を支えるために重要な役割を担っている」とコメントした。

 

※写真=IATAのコンラッド・クリフォード氏。アジア太平洋地域の政府に急回復への備えを進めるよう呼びかけ(提供:IATA)

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