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2022.11.10

WING

防衛省2次補正で4464億円、生活改善など重視

 大部分占める安保環境対応で馬毛島整備へ

 防衛省の2022年度第2次補正予算案は、全体で4464億円となった。防衛力を5年以内に抜本的に強化する取組みを検討している中で、1.「災害への対処能力の強化、インフラ基盤の強化、生活・勤務環境の改善」と、2.「自衛隊等の変化する安全保障環境への対応」の2本柱で必要な経費を計上した。
 1本目の柱では、災害への対処能力強化で96億円、インフラ基盤の強化で256億円、自衛隊の生活・勤務環境改善で77億円とした。例年の補正予算よりも、自衛隊のインフラ基盤の強化や隊員の生活・勤務環境改善により踏み込んで早急に対応する考えで、インフラ基盤強化には前年度補正の約3倍の額を積み上げ、隊員の生活・勤務環境改善を合わせると約2倍の336億円になる。