BAW、英国SAF開発プロジェクトを加速

　来年にも施設建設、26年までに生産開始へ

　ブリティッシュ・エアウェイズは11月2日（現地時間）、ランザジェット、ノヴァ・パンゲア・テクノロジーズの3社は、2021年に創設した英国で商業利用するための費用対効果の高い持続可能な航空燃料（SAF）を開発するイニシアチブ「プロジェクト・スピードバード」を加速する契約を締結した。
　この「プロジェクト・スピードバード」は、持続可能な資源から採取した農業廃棄物や木材廃棄物を、年間1億200万リットルのSAFに変換することを目指すもの。ブリティッシュ・エアウェイズは、英国国内の施設で生産するすべてのSAFを調達し、同社の一部のフライトに使用する。これにより、ライフサイクル全体で年間23万トンのCO2排出を削減することができると試算されており、これは、ブリティッシュ・エアウェイズの国内線約2万6000便分に相当する排出量だという。