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2022.11.02

WING

三菱重工中間決算、純利益348.1%増の604億円

 材料・輸送費高騰も中量産品・航空寄与、円安もプラス影響

 三菱重工業が11月1日に発表した2022年度中間決算によれば、売上収益は対前年同期比12.7%伸びた1兆8752億円だった。事業利益は109.2%増加した548億円に、親会社に属する四半期利益は348.1%増の603億8900万円と、大きく伸びた。
 同社によれば、ガスタービン・コンバインドサイクル発電プラント(GTCC)関連の売上げ収益が伸びたほか、航空エンジン、原子力、製鉄機械、物流機器、冷熱を中心に好調だったとのこと。それによりエナジー、物流・冷熱・ドライブシステム、そして航空・防衛・宇宙の3セグメントにおいて、前年同期比増収となった。
 事業利益が大きく伸びたことについては、売上増、固定費削減、為替影響が寄与。事業利益の増加に加え、円安が進行した為替差損も寄与し、当期利益が348%伸びる結果に繋がった。

※この記事の概要
 航空宇宙・防衛、事業利益16.8%増
 通期業績予想、売上収益を上方修正
 上期業績と円安踏まえ2000億円上振れ など