記事検索はこちらで→
2022.10.31

WING

エアバス1-9月期、純利益3%減の25億6800万ユーロ

フォーリCEO、露問題などに懸念も納入・収益目標維持

 エアバスが10月28日(アムステルダム現地時間)に発表した2022年第3四半期(1-9月)連結決算によると、純利益は3%減少した25億6800万ユーロとなった。売上高は8%増収の381億1900万ユーロと堅調な増収を記録。調整後EBITは3%増の34億8100万ユーロだった。
 エアバスのギヨム・フォーリ最高経営責任者(CEO)は「サプライチェーンは、新型コロナパンデミックの積み重なった影響に加え、ロシアによるウクライナ侵略、エネルギー供給問題、労働市場の制約により、脆弱なままだ」とコメント。その上で、「我々はキャッシュ・フローに重点を置いていること、ユーロの対ドル環境が良好に推移したことから、2022年のフリーキャッシュ・フローのガイダンスを引き上げることができた」とした。