記事検索はこちらで→
2022.09.28

WING

三菱重工、F-X開発センター2棟目建屋が稼働

 次期戦闘機開発の心臓部、その開発作業の今

 三菱重工業の守田昌史技師長(シニアフェロー)が本紙の取材に応じて、去る2020年12月に発足した次期戦闘機開発チーム、通称「FXET」(エフゼット:F-Xエンジニアリングチーム)の現況について、防衛装備庁との間で締結した「次期戦闘機(その2)」契約に基づき、日英共同開発の可能性の判断に向けて、構想設計を進めていることを話した。(その1)契約は、「主として国内開発(案)について構想設計を進めた」が、(その2)契約では政府方針に基づき、日英共同開発の可能性判断に資する構想設計を進めている様相だ。
 次期戦闘機の開発チーム「FXET」が詰めているのが、元々非常に高いセキュリティレベルが設定された小牧南工場の中にあっても、さらに数段高いセキュリティ対策が施されている「F-X開発センター」だ。