★観光庁、「県民割」を9月30日宿泊分まで延長

　東京都も9月より独自財源で都民割を再開

　観光庁は8月25日、「県民割」の実施期間を9月30日宿泊分まで延長することを決定したと発表した。現在実施中の「県民割」による旅行支援の実施期間は、8月31日宿泊分（9月1日チェックアウト分）までとしていたが、9月30日宿泊分（10月1日チェックアウト分）まで延長することを決定した。
　去る6月17日に公表した「全国旅行支援」については、引き続き、感染状況の改善が確認できれば、速やかに実施するとしている。
　県民割については現在、東京都、大阪府、広島県の3府県を除く44道府県で実施されている。このうち、東京都は9月1日から9月30日まで、都の独自財源をもとに「都内観光促進事業（もっとTokyo）」を再開することを決定。都民による宿泊旅行を1人1泊当たり5000円、日帰り旅行で1人1回当たり2500円を助成することを決定している。東京都は国の財源を活用しないため、いわゆる県民割には当たらないものの、近場の旅行については需要回復が後押しされることが期待される。

※写真＝観光庁は「県民割」を9月30日宿泊分まで延長すると発表した