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2022.08.02

WING

ボーイング、名古屋に8月1日付で研究開発センター開設

 電動・水素、複合材、SAF等多分野で共同研究開発を推進

 ボーイングは8月1日、愛知県・名古屋市にボーイング研究開発センター(BR&T)を開設することを表明した。同センターでは、持続可能な航空燃料(SAF)、電動化及び水素推進技術、さらにはロボティクス、デジタル化、自動化、蓄電池、そして炭素繊維複合材分野など、多岐に亘る研究開発を推進していく方針だ。
 この一環として、去る2019年に経済産業省との間で締結した「将来の航空機の技術協力に係る合意書」の延長にも合意。当日、萩生田光一経産相が駆け付け、調印を交わした。
 さらに、ボーイングは日本市場のSAFの普及・拡大に取り組むべく、航空会社やSAFメーカーなどで結成した有志団体「ACT FOR SKY」のメンバーにも参画することを表明。SAFの活用では、787構造部位などを日本から空輸しているドリームリフターにおいて、SAFを活用することも目指す。今後、その実施時期を探っていく方針だ。