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2022.06.23

ウイングトラベル

★JATA正副会長留任、理事・役員は新任多数

 高橋JATA会長、全国旅行支援と水際緩和を要望

 

 日本旅行業協会(JATA)は6月22日に定時総会を開催し、任期満了に伴う役員改選で、高橋広行会長(JTB会長)、小谷野悦光副会長(日本旅行社長)、原優二副会長(風の旅行社代表取締役)、酒井淳副会長(阪急交通社社長)の正副会長がいずれも再選された。志村格理事長、池畑孝治理事・事務局長も再選された。一方で、理事では4名が新任または運営役員からの昇任となったほか、運営役員では13名が新任されるなど、JATA全体としては役員体制は一新された格好で、2022年度は国内外の旅行の本格回復に向けて新体制で臨むこととなった。
 総会冒頭あいさつに立った高橋広行JATA会長は、「コロナ禍で非常に厳しい状況が続いたが、ここにきてようやく希望のもてる環境になってきた」とした上で、「本日は和田観光庁長官に隣席いただいているので、観光産業復活に向けて力添えを賜りたいことを敢えて2点申し述べる」として、第一に、全国を対象とした観光需要喚起策、いわゆる全国旅行支援について、「可能な限り早く決定いただくことを大前提に、わかりやすく実効が上がる形で実施してほしい」と要望した。