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2022.06.20

ウイングトラベル

★EU議会、24年からEU ETSをEEA全出発便に

 IATAウォルシュ事務局長、「断固拒否」

 

 国際航空運送協会(IATA)は、欧州連合(EU)議会が欧州連合排出量取引制度(EU ETS)のFit for 55改訂案の修正案を採択したなかで、2024年からEU ETSの適用範囲をEEAからの全出発便を対象とすること決定したことについて、「驚きと懸念を表明する」とした。
 IATAのウィリー・ウォルシュ事務局長は「欧州議会の決定は、航空が気候変動に与える影響に対処するための国際協力を危険にさらすものであって不愉快だ」とし、「我々は欧州理事会に対し、今年の第41回ICAO総会で多国間の解決策を模索する決意を明確に表明し、欧州議会が決議したETS拡大を断固拒否するよう要請する」とした。