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2022.05.23

WING

中部空港、国際線回復遅れで3期連続の赤字見通し

次期予想、売上31%増、旅客数500万人見込む

 中部国際空港会社が5月20日に発表した2022年3月期決算によれば、当期純損失が122億9000万円となり、2期連続の赤字決算となった。さらに、新型コロナ感染症および水際対策の影響で国際線の回復が遅れていることから、次期見通し(2022年度)についても、107億円の赤字を計上する予想を立てており、3期連続の赤字となる見込みだ。
 都内で記者会見に臨んだ中部国際空港会社の櫻井俊樹副社長は「民営化空港の先駆けとして、コロナ禍前までは着実に黒字を維持してきた」ことを振り返りつつ、「(3期連続赤字見通し)このような状況に至り、誠に忸怩たる思い」と話した。
 2022年度の決算見通しについて中部国際空港会社は、売上高が31.6%増加する215億円、営業損失90億円、経常損失105億円、そして前述したように当期純損失107億円とした。

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