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2022.05.13

ウイングトラベル

★KNT-CT通期決算、3年連続赤字も大幅改善

 米田社長、22年度は「営業利益の黒字化必達」

 

 KNT-CTホールディングスが発表した2022年3月期の通期連結決算は、売上高が前年比59.2%増の1399億5700万円の増収となり、グループ全体で抜本的なコスト構造改革を断行した結果、営業赤字は前期から194億改善し76億8600万円、経常赤字は前期から129億円改善し38億8600万円、当期純損失は前期から227億円改善し57億7100万円となった。3年連続の赤字決算となったものの、赤字幅は大幅に圧縮した。決算会見に臨んだ米田昭正社長は「2022年度は営業利益の黒字化が必達」と述べ、旅行事業では新Go Toトラベルの再開が見込まれる国内旅行需要の取り込みに傾注するほか、ワクチン接種やPCR検査等の受託事業で培った自治体等とのパイプを活かしてBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業をさらに伸ばし、「旅行事業と周辺の新規事業を1対1程度の割合にしていきたい」との考えだ。旅行事業と周辺事業の両輪でリスクに強い経営体制を作り、営業黒字化の必達、4年ぶりの黒字決算をめざす。