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2022.05.13

ウイングトラベル

★JAL、21年度国内旅客33%増、着実に需要回復へ

 国際旅客は149.6%増、水際緩和で需要増加

 

 日本航空(JAL)が発表した2021年度(2021年4月1日〜2022年3月30日)の輸送実績は、JALグループ(J-AIR、JAC、HAC、JTA、RAC含む)による国内線旅客が前年度比33%増の1623万8833人で、需要を示すRPKが30.2%増の120億8905万4千人キロ、供給を示すASKが26.1%増の245億3559万7千座席キロになり、利用率が49.3%となった。前年度を大きく上回る旅客を確保し、低迷していた航空需要の増加が期待される。コロナ禍以前の需要にはまだ及ばないものの、利用率は年間を通じて半分程度となった。
 国際線については、旅客数が前年度比149.6%増の89万2471人で、需要を示すRPKが174.4%増の60億2787万1千人キロ、供給を示すASKが91.1%増の227億8065万7千座席キロ、利用率が26.5%だった。国内線ほどではないが、着実に回復に向かった。特に年度最後の3月単月で見れば、旅客数は前月の倍近くの14万449人になり、水際対策の緩和化にしたがって需要の回復が見られた。