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2018.09.21

WING

エアバスヘリVSR700、MTOW500kg-1トン級に競合なし!

有人ヘリ補完する無人ヘリ、海洋安全など用途は様々
 
 エアバス・ヘリコプターズでは小型の無人ヘリコプターVSR700を開発中だ。この無人ヘリコプターは、エアバス・ヘリコプターズが日本向けの機体を共同開発することを提案したことで、国内で注目が高い機体だ。同機を担当するエアバス・ヘリコプターズ幹部は、「最大離陸重量が500キログラムから1トンクラスにおいて、競合する無人ヘリコプターはない」と話す。その上で、500キログラムを下回る機体に対して同水準の運航コストとなることの一方、最大離陸重量が1トンを超える機体に対しても「同水準の性能を有する」ことに言及。さらに、VSR700のような無人ヘリコプターは、「あくまで艦船搭載型有人ヘリコプターを補完するものであって、有人ヘリコプターに取って代わるようなものではない」ことを強調した。
 日本の排他的経済水域(EEZ)は実に447万平方キロメートルと、世界6位の面積を有しており、有人機のみでこの広大なEEZをカバーするには限界がある。広大なEEZには北朝鮮や中国の船が度々侵入を繰り返しており、海上保安庁や海上自衛隊が対処に当たるものの、途絶えることのない不審船事案などに現場は疲弊してきている。
 そこで海洋安全保障に無人機を投入することが一つの検討材料となっている。VSR700のようなコンパクトで高い性能を有する無人ヘリコプターを艦船に搭載して、有人ヘリコプターと共同ミッションを展開するなどすれば、より効果効率的な海洋安全保障ミッションを展開することが期待できそうだ。