★アフターコロナ見据え、稼げる観光産業実現

　観光庁の検討会で取り組むべき施策案を提示

　観光庁は「アフターコロナ時代における地域活性化と観光産業に関する検討会」の第4回会合をこのほど開催し、観光を通じた地域活性化と観光産業の強化に向けた今後の取り組むべき施策に関する最終とりまとめの素案を示した。最終とりまとめの素案では「稼げる地域・稼げる産業」の実現に向けて宿泊業・旅行業それぞれにおいて構造的課題の解決に向けた施策についてまとめた。
　旅行業に関しては「価値創造型ビジネスへの転換、送客型から誘客型へのシフト」「人口減少・少子高齢化時代における新たな旅行市場の開拓」「独自の強みを活かした事業の多角化の推進」「アフターコロナにおける旅行需要の円滑な回復」の4つの項目を柱に具体的な施策をまとめた。一方、宿泊業に関しては「企業的経営への転換」「健全な事業再生の推進」「宿泊サービスの高付加価値化」「生産性向上と担い手確保」「地域全体での計画的な安全・安心の備えの確保」の5項目において必要な取り組みを示した。