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2022.04.28

ウイングトラベル

★段階的な社会経済活動、遅れる国際往来自由化

 分科会 4つの基本的考え方、諸外国と差開く

 

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は4月28日、ゴールデンウィーク(GW)を前に社会経済活動と感染対策を両立するために基本的な4つの考え方を示した。社会経済活動は制限する「A」から制限を講じない「B」へ、感染対策は医療機関・宿泊施設で隔離する「1」から地域医療機関や在宅診療を優先する「2」を示した。
 分科会の議論は尾身茂会長によると、中長期的には「B2」を目指すものの、そのための課題を明らかにして、段階的、慎重に移行する意見が多かったという。
 既に、諸外国は国際往来の自由化、観光客への受け入れへ規制解除を進め、社会経済活動を本格化し、4つの基本的考え方の「B2」段階に入っており、この状況で社会経済活動の再開を段階的に行うことは、欧米との格差がさらに開くことになると懸念される。