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2021.12.02

WING

三菱重工航空エンジン、名誘地区内第6工場拡張に来春着工

PW1100G-JMのMRO需要対応、MRO成長で売上回復・拡大へ

 三菱重工航空エンジンが、来春にも名古屋誘導機器推進システム製作所内の第6工場の拡張工事に着工する方針を固めたことが分かった。およそ一年弱かけて工事を行い、来年度末には拡張部が完成する計画だ。この第6工場はもともとカシオ計算機が活用していた工場を三菱重工航空エンジンが取得して活用しているもので、現状約1万平方メートルの面積を有する。拡張工事によって、約1700平方メートル拡張する予定だ。本紙の取材に応じた三菱重工航空エンジンの島内克幸社長が明らかにした。これにより今後開始する計画にあるPW1100G-JMエンジンのMRO需要拡大に対応。旺盛な需要が見込まれるPW1100G-JMエンジンのMRO事業が、新型コロナパンデミックの影響で大きな打撃を受けた同社の売上回復・成長に寄与することが期待できそうだ。

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