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2018.08.31

ウイングトラベル

全国知事会、DMOの財源確保など観光提言

地方空港の機能強化やCIQなど要望、税やIRも

 全国知事会は、「スポーツ・文化・観光振興策についての提言」をまとめ、国土交通省や観光庁をはじめとする関係各省に要望活動を行った。提言では、観光立国の実現と観光の基幹産業化に向けて、「地方創生回廊」の完備、DMOの財源確保、国際観光旅客税の地方への配分、地域の実情に応じたIR区域制度の運用などを要望。また、東京オリンピック・パラリンピック大会の開催効果を全国に波及させるため、訪日外国人旅行者の全国各地への誘導などを要望した。
 受入体制整備では、地方のCIQ体制の整備充実をはじめ、宿泊施設や文化施設等を含む観光施設のキャッシュレス化対応、免税店の拡大、人材育成などの環境整備について支援を求めた。
 また、全ての旅行者が全国各地を快適に観光できるよう、新幹線や高速道路などの整備と活用による「地方創生回廊」の完備に加え、地方空港等の機能強化、訪日クルーズ旅客の受入環境整備、二次交通の維持充実などへの支援を要望した。

 

※写真=全国知事会の河野俊嗣スポーツ・文化・観光プロジェクトチームリーダー(宮崎県知事)が和田浩一観光庁次長に要望書を手渡す(全国知事会ホームページより)