岸防相、ミサイル防衛の更なる能力強化へ意欲

国家安全保障戦略、大綱など改定「果敢に取り組む」

　岸信夫防衛大臣は10月12日の閣議後会見で、現在の国家安全保障戦略、防衛大綱、中期防衛力整備の改定に取り組むとし、その中で「更なる効果的措置を含むミサイル防衛能力」としてミサイル防衛の強化に取り組むことを明かした。このミサイル防衛の“更なる効果的措置”はこれまで議論されてきた、敵基地攻撃能力を含む対処のあり方だ。岸大臣は、このミサイル防衛強化に「果敢に取り組んでいく」とし、さらに「大胆に新たな発想を持って、これらの課題に取り組んでいく」と述べ、従来とは一線を画したあり方の策定を滲ませる。新たな方針について、具体的な日程や内容などは、今後調整を行うとした。